忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

さて今回で納棺師のお仕事内容はおしまいです。

故人様を遺族の皆様と棺に納めたら「天冠」というものを納めます。
あれです。
古典的な幽霊が頭につけている三角の布。
あれが天冠です。
今では頭につけると印象が良くないので、頭の近くに納めます。

あれは元は平安貴族が被っていた「烏帽子」を簡略化したものなのです。
あの世に行った際、閻魔様にお目通りするときに失礼のないようつけるのです。

これは他のベテランさんに教えてもらったのではなくって、自分で調べました。
いつか「こういう事も説明できるようになれば」と思っていたんですがね。

その後お布団をかぶせた上から、真綿で男性は羽織袴の姿、女性は打ち掛けの姿を作っていきます。
これ、自分の地元では見たことなかったんですが関東では一般的なのかしら?と思って調べてみたんですがまったく記述がない。
由来がわかんない。
やっている業者さんもあるみたいですが。
ベテランさんは「寒くないよう真綿で正装の姿を作る」と言っていましたが、他に由来がありそうなのにないのは何故?
これ、作るのが超大変。
鼻炎の人は地獄。
パーツも多いので覚えるのに一苦労です。
でも、遺族の方はすごく喜んでくれて写真を撮る人とか、写メッてお守りにする人とかいました。
ここまで終わったら仮の蓋を閉めて、我々納棺師の仕事は終了です。
大急ぎで片づけて、葬儀屋さんに挨拶をして帰ります。

さて、ここまでは単なる序章です。
本題はここから始まります。

『は?意味わかんないんだけど?つーかそれって不当解雇じゃね?』が始まります。
お楽しみに!!

拍手

PR
故人様に白装束を着せたら、遺族の方を呼んで納棺の儀式をします。

納棺=棺に納めるですね。

棺に納める前に、浄土真宗、神道、キリスト教以外は『死出の旅支度』をします。
足袋、脚絆、手甲、旅の杖、そして忘れてはいけない「三途の川の渡し賃」こと六文銭。
六文銭は「ずた袋」という袋に入っていて、本当は首からかけるのですが、最近は故人様の懐に差し込みます。

あと金物、プラスチック、ガラスは棺には入れれないので、六文銭は紙に印刷されてます。
つか、本物を探すのも大変ですし・・・。
遺族の方によっては更にその中に紙幣を入れる方もいます。 旅支度ができたら遺族の手を借りて、棺の中に故人様を納めます。

拍手

納棺師のお仕事.
続きです。

故人様の体を洗い清めたら、白装束を着せます。
台の上に広げ、最初からおはしょりを取っておいてスタンバイ。
その上に故人様をのせて、着せつけてゆきます。
もちろん故人様は動けないので、多少無理やり着せつけていきます(汗)
「着物の左前は死者と同じで縁起が悪い」という言葉を聞いたことをあると思います。
まぁほとんどは左前に着せます。
が、例外があるのです。
それは「浄土真宗」
浄土真宗の場合は生きている人と同じ右前に着せるのです。
この仕事で知った新たな知識です。

拍手


納棺師のお仕事はまず葬儀屋さんに挨拶から始まります。
ご機嫌取りと段取り確認をしたら、故人様とご対面。
直接会いに行く場合もあれば、既にスタンバっててくださる方も。
ご挨拶をして、お顔拝見→体の状態確認。
で、湯灌の準備。
基本男女ペアでやってます。
男性が簡易浴槽の準備をしている間に、女性は故人様が着ているもの脱がせたり、必要な小物を用意したりなど・・・。
準備ができたら故人様を移動。
ここが第一関門。
細い方なら余裕です。
しかし、もちろん体格のいい方もいらっしゃいます。
持ちあげるのは2人で息を揃えて持ちあげます。
・・・自分、腰が弱いんですが更に腰がヤバくなりました(汗)
湯灌~納棺までの時間は大体1時間半が目安らしいですが、まぁ無理です(爆)
個人的意見は後々。
爪を洗って、お顔そりをして、シャンプーをして、体を洗って、拭いてあげて湯灌完了です。
体を洗うといっても、お湯につけたりはしません。
シャワーです。
故人様の上にバスタオルをかけてその上からシャワーで濡らし、決して体が見えないように、バスタオルの下で体を洗います。
で、また上からシャワーで流す。
この一連の流れも本当に細かいとこまで決められてます。おまけに教える人によってやり方が違うので、短気な自分は軽くキレかけたことがあります。 次はお着替えです。

拍手

誰しも人生で一度や二度、お葬式に出るでしょう。

そこでご対面する故人様(職業柄こう呼びます)は、 多分棺の中で眠っているように見えるでしょう。 着ている服は白装束かもしれないし、生前好きだった 洋服かもしれません。 葬儀に参列する方々は棺の中に悲しみと共に花を入れ たり、故人様が好きだった物を入れたりするのでしょ う。

納棺師が行うのは↑の様な厳粛な儀式を行えるように するお手伝いです。 ちなみに葬儀屋さんとは違います。 葬儀屋さん>納棺師って感じです。

仕事の流れとしては・・・

湯灌(故人様の体を洗い清める)→白装束にお着替え →処置・自然な感じでの化粧→(向こう側に行くため の)旅支度→納棺

と、いう感じです。 湯灌がない場合や宗派によっては旅支度がない場合も あります。

最近はほとんど葬儀をセレモニーホールで行うので必 然的に我々もそこが仕事場になります。 車に必要な物を積み込んでホールに乗り込みます。 そこですべての用意をして、時間内にすべての仕事を 行っていきます。

実はかなりハード&体力仕事なんです。この仕事・・ ・

拍手

1  2  3  4  5  6  7  8  9  10 

信天翁
物作ったり、時々売ったり。
人になりきれてません。
ゴス王子とパンク王子。
メンタル弱めで憑かれやすいそう。
鬱と婦人病と長年お友達。
普通のお友達も欲しいです。


リンクフリーです。
バナーはお持ち帰りで。
素材をお借りしています


忍者ブログ [PR]